Zorin 10を萌え化
(Zorin OS 11 と 12(ちょっとだけ)もやってます。)
Zorin OS 10 以降についても、概ね MIFさんの Zorin 9を萌え化 と同様の手順で萌え化できますが、やり方が違う部分などについて、書いておきます。
なお、Zorin OS 9 は2019年4月までの長期サポートですが、Zorin OS 10 は2016年4月まで 11 は2016年7月までのサポートです。安定して使いたい場合は9を、より新しいのを試したい場合は、10 以降を選択するとよいでしょう。
ニュース
TOY さんが、Zorin を元に独自のデスクトップテーマを作成しました。萌えと Zorin らしさを両立したい方におすすめです。
「MoerinPink ( TOY さん作成)の適用」に手順を載せました。
また、萌え萠えmoebuntu の「Zorin OS 11のデスクトップテーマファイルを作ってみた」、「Zorin OS 11萌え化パネルの設定」「Zorin OS 11 「ウインドウ」部分(Metacity)のスマートな設定方法が分かった!}にも適用方法や萌え化後画像がありますので、ご覧ください。
- Moeテーマ適用の前に
- ubuntu-tweak のインスール方法
- Tweak Tool によるテーマの変更
- Zorin OS 11 での萌え化について
- Zorin OS 12 での萌え化について
- 大きく変わった点
- 萌え化の方法(とりあえずやったところまで)
- ログイン画面の萌え化
- 「LightDMでログインできない!」ときには
- 既知の不具合
- ログイン画面の萌え化
- グリーターごとの萌え化状況
- Zorin Greeter でできるところまで萌え化する
- メニューバーの萌え化補足
- ユーザーのアイコン画像の変更
- 端末の萌え化
- MoerinPink ( TOY さん作成)の適用
- 素材の準備
- デスクトップテーマの萌え化
- 既存のテーマの「閉じる」等ボタンをハート型にしたい場合
- メニューの萌え化
- メニューバーの萌え化
- メニューボタンの萌え化
- Zorin OS 小ネタ
- ファイル等をシングルクリックで開くようにする。
Moeテーマ適用の前に
Moeテーマを適用する前に次のことをして、アクティブウインドウの影などの色をあらかじめ変更しておきます。
- 左下の「Zorin Mnu」→「システムツール」→「Zorin Theme Changer」を開きます。
- 「Highlight」の方で Blue、Green、Ora1nge、Red から適用したいMoeテーマに近い色を選びます。
MIFさんの Zorin 9の萌え化にもあるとおり、左下の「Zorin Mnu」→「システムツール」→「設定」→「CompizConfig Setting Manager」の「エフェクト」→「ウインドウの装飾」を使えば、さらに細かくウインドウ周りの調整ができます。
ubuntu-tweak のインスール方法
従来の方法でインスールできなかったら、次の方法を試してください。
$ wget -q -O - http://archive.getdeb.net/getdeb-archive.key | sudo apt-key add -
$ sudo sh -c 'echo "deb http://archive.getdeb.net/ubuntu vivid-getdeb apps" >> /etc/apt/sources.list.d/getdeb.list
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install ubuntu-tweak
(各行先頭の $ は入力しません。)
Tweak Tool によるテーマの変更
ソフトウエアセンターから Tweak Tool というデスクトップ管理ツールがインストールでき、これを使ってテーマなどの変更ができます。
リポジトリを追加しない分だけ、ubuntu-tweak より楽かもしれません。
- メニュー → ソフトウエアセンター を開き、検索窓に「tweak」と入れると候補に Tweak Tool が出ますので、これを選んでインストールします。
- インストール後、メニュー → システムツール → 設定 → Tweak Tool を開きます。
- 「外観」タブを開くと、上のようなウィンドウになりますので、「ウインドウ」、「GTK+」、「アイコン」を変更します。
変更直後にきちんと反映されない場合は、ログインしなおしてみてください。
注。Zorin OS 11 では、この方法ではウインドウの変更ができません(「ウインドウ」の項目自体がなくなっている。)ので、次の項目を参考にしてください。(あらかじめ「Dconf エディター」をインストールしてあることを前提にしてます。)
- 「スタートアップアイコン」>「システムツール」>「dconf エディター」を開き、サイドパネルから「org」>「gnome」>「metacity」とたどります。
- 「theme」の項目のところが、「ZorinBlue_Light」となっているのを「MoerinPink_Light」(あるいは他の Moebuntu テーマ)に書き換えます。
Zorin OS 11 での萌え化について
Zorin OS 11 では、Tweak Tool で Moeテーマに変更しても、ウインドウ枠上部の「閉じる」等のボタンの形が元のままでハート型に変わってくれません。そこで、根本的な解決ではありませんが、Zorin オリジナルのテーマになりすまして、Zorin Theme Changer を使ってテーマ変更します。
ウィンドウのボタンを変えるためだけなれば、この項目は無意味ですが、ウィンドウ周りの影の色をテーマと同系色にするには、多少役立つところもある(かもしれない)ので、残しておきます。
- 1 Moeテーマのフォルダ名を同系色の Zorin テーマ(Light)と同名に変更します。
例
元の名前 | 変更後 |
Moe-Pink8 | ZorinRed-Light |
Moe-Red8 | ZorinRed-Light |
Moe-Orange8 | ZorinOrange-Light |
Moe-Yellow8 | ZorinOrange-Light |
Moe-Green8 | ZorinGreen-Light |
Moe-BlueGreen8 | Zorin-blueLight |
Moe-Blue8 | ZorinBlue-Light |
Moe-Navy8 | ZorinBlue-Light |
Moe-Purple8 | ZorinBlue-Light |
- 2 管理者権限で、このフォルダーを /usr/share/themes にコピーします。
(元の Zorin テーマは上書きされますので、他のフォルダなどにバックアップしておくとよいでしょう。)
- 3 メニュー → システムツール → Zorin Theme Changer で、今作成したテーマを選択します。
- 4 メニュー → システムツール → 設定 → Tweak Tool の「外観」の「アイコン」で MoePinkIcons を選択します。
(このときはまだ下のパネルのアイコンが元のままかもしれませんが、ログインし直すと変更されているはずです。)
あとは Zorin OS 10 と同様に細かいところを調整していきます。
Zorin OS 12 での萌え化について
Zorin OS 12 が正式リリースされました。
これまでのバージョンに比べ、別のディストリビューションかと思うほど、見栄えや設定方法が変わりました(と思ったら、12 では gnome-shell がベースになっているそうです。)。
デスクトップの萌え化に関しては、楽になったと言えますが、若干の不具合が生じてます(後述)。
ログイン画面の萌え化は、シェルの基礎知識がないと厳しいかもなので、ubuntu 系でよく使われている LightDM に置き換えることを推奨します(ただし、LgihtDM に置き換えたときに、正しいパスワードを入れてもログインできないことがあります。詳しくは、下の「ログイン画面の萌え化」に書いてあります。)。
大きく変わった点
- Tweaks を導入しなくても、テーマの変更ができるようになりました。
- パネル(メニューバー)の設定方法が変わり、「Zorin appearance」から設定するようになりました。これまでは、ドックを擬似的にパネルっぽく見せてましたが、普通のパネルになったようです。この変更により、パネルの萌え化のために「MoerinPink-LightAwntheme.tar.gz」などを適用する必要はなくなりました。
なお、よく使うアプリをパネルに登録するには、そのアプリを起動した状態で、パネルに出ているそのアプリのアイコン上で右クリックして、「お気に入りに追加」をクリックします。
萌え化の方法(とりあえずやったところまで)
- 管理者権限でテーマファイル(Moe-Pink10 や MoerinPink-Light.tar.gz)を /usr/share/themes にコピーします。
- 同じように管理者権限で MoePinkIcons ファイルを /usr/share/icons にコピーします。
- 左下の「いわゆるスタートボタン(Zorin ロゴアイコン)」>「設定」>「Zorin appearance」を開きます。
- 「Theme」タブを開き、「Zorin Themes」の中から、下部の色合いが使いたいMoeカラーテーマに近いものをクリックします。たとえば MoePink テーマの場合は、下部が紫またはピンクのものを選ぶとよいでしょう。
- 次に「Other Themes」の「Applicasion」で「Moe-〇〇10」あるいは「MoerinPink-Light」を選び、「Icons」で「MoePinkIcons」を選びます。(なお、テーマを「MoerinPink-Light」にした場合、閉じる等ボタンはハート形になりません。また、標準のテーマとほぼ同じ見栄えですが、違いもあります。)
- 「Fonts」タブでフォントを「Panel」タブでは、パネルの位置、幅や透過度を変更できます。
- 背景画像は、背景にしたい画像ファイル上で右クリックして、「壁紙に設定する」をクリックします。
- ユーザーのアイコンは、これまで同様、「スタートボタン」>「設定」>「ユーザー」から変更できます。
ログイン画面の萌え化
ディスプレイマネージャー(ログインマネージャー、グリーター)は GDM3 を使用していますが、最近の GDM3 の設定ファイルは、「コンパイル」という作業が必要らしく、とにかく、ちょっと設定ファイルを書き換えるだけではダメなようです。
そのため、ディスプレイマネージャーを ubuntu 系でよく使われており、グラフィカルな設定ツールもある LightDM に変更するのが簡単です。
- 端末を開いて、次のコマンドを入力します。
$ sudo apt-get install lightdm lightdm-gtk-greeter-settings
(最初の「$」は入力しません。)
- ディスプレイマネージャーをどちらにするか聞いてきますので、LightDM の方を選択します。
- 【重要】「スタート」>「システムツール」>「LightDM GTK+ Greeter の設定」(管理者権限)を開き、最低でも▲の警告マークが出ている項目(「テーマ」、「アイコン」、「画像」あたり)を設定し、保存します。
- 次回の起動時から、LightDM に変更されているはずです。
また、LightDM に変更すると、これまでできていた日本語入力ができなくなることがあります(手動で fcitx を起動しても、GDM3 に戻してもダメ)。これは、LightDM のインストール時に勝手に iBus をインストールしてしまうのが原因なので、次のように iBus を削除します。
$ sudo apt remove ibus
(最初の「$」は、もちろん入力しません。)
これで、次回ログイン時から普通に日本語入力ができるようになるはずです。
GDM3 で背景画像の変更に挑戦したい場合は、ぶっちゃん!の忘備録「GDM3でGDMの背景画像を変更する。」などを参照してください。
うまく行くとこのようにできます。
なお、コンパイルに使う「gnome-shell-theme.gresource.xml」は、Zorin OS 12 では、以下の内容でよいと思います。(これに記述されているファイル名と実際に ~/shell-theme/theme/ にある画像ファイルが一致していないと、コンパイルできません。)
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<gresources>
<gresource prefix="/org/gnome/shell/theme"> <file>calendar-arrow-left.svg</file> <file>calendar-arrow-right.svg</file> <file>calendar-today.svg</file> <file>checkbox-focused.svg</file> <file>checkbox-off-focused.svg</file> <file>checkbox-off.svg</file> <file>checkbox.svg</file> <file>close-window.svg</file> <file>close.svg</file> <file>corner-ripple-ltr.svg</file> <file>corner-ripple-rtl.svg</file> <file>dash-placeholder.svg</file> <file>filter-selected-ltr.svg</file> <file>filter-selected-rtl.svg</file> <file>gnome-shell.css</file> <file>gnome-shell-high-contrast.css</file> <file>logged-in-indicator.svg</file> <file>filename</file> #(←「filename」には背景画像のファイル名を入れます。) <file>more-results.svg</file> <file>no-events.svg</file> <file>no-notifications.svg</file> <file>noise-texture.svg</file> <file>page-indicator-active.svg</file> <file>page-indicator-inactive.svg</file> <file>page-indicator-checked.svg</file> <file>page-indicator-hover.svg</file> <file>process-working.svg</file> <file>running-indicator.svg</file> <file>source-button-border.svg</file> <file>summary-counter.svg</file> <file>toggle-off.svg</file> <file>toggle-on.svg</file> <file>ws-switch-arrow-up.png</file> <file>ws-switch-arrow-down.png</file> </gresource></gresources>
いわずもがなですが、#(←「filename」には背景画像のファイル名を入れます。)は、実際の「gnome-shell-theme.gresource.xml」からは削除してください。
「LightDMでログインできない!」ときには
OS システム自体が壊れたわけではないので、落ち着いて、次の手順で回復します。
- 「Ctrl」+「Art」+「F1」キーを同時に押して、コンソールモードに切り替えます。(「F1」は「F2」〜「F6」のどれでもいい。)
- ユーザー名[エンター]、パスワード[エンター]でログインします。
- 次のコマンドを入力します。
sudo dpkg-reconfigure GDM3
- ログインマネージャーをどれにするか聞いてきますので「GDM3」を選びます。
- 再起動するために、次のコマンドを入力します。
sudo reboot
既知の不具合
- ファイルマネージャーなどの一部のアプリケーションで上の隅の丸くなっているところの背景が透過しないで、黒くなってしまっている。(elementary OS でも同じような現象があったような。)
- なお、Ubuntu 16.10 対応前の「Moe-○○ 10」テーマを適用すると、閉じる等ボタンがハートではなく、でべそみたいなボタンになってしまいます。
- ログアウトやブランクスクリーン状態になると復帰できません(OS のアップデートを行うと再ログインできるようになるかも?)。
ログイン画面の萌え化
グリーターごとの萌え化状況
TOY さんが萌え萌えmoebuntu の「Zorin OSログイン画面の萌え化いろいろ試してみた」でグリーターごとの萌え化を試してます。
表にまとめると次のとおりです。
Unity Greeter と LightDM GTK+ Greeter の実際の見栄えや設定方法などについては、TOY さんの記事をご覧ください。
グリーター | テーマ | 見栄え |
Zorin Zreeter(デフォルト) | MoerinPink-Light | 難あり |
Zorin Zreeter(デフォルト) | Moe-Pink | 難あり |
Unituy-Greeter | MoerinPink-Light | 難あり |
Unituy-Greeter | Moe-Pink | 良 |
LightDM GTK+ Greeter | MoerinPink-Light | おおいに難あり(背景画像表示されず) |
LightDM GTK+ Greeter | Moe-Pink | 良 |
(なお、テーマはグリーターに設定しているテーマで、実際のデスクトップテーマは別に指定できます。)
現状ではログイン画面を萌え化するには、Moe-Pink + Unity Greeter または LightDM GTK+ Greeter の組み合わせがおすすめです。
Zorin Greeter でできるところまで萌え化する
初期状態では、ユーザーのデスクトップ画像=ログインの背景画像となっています。
ログインの背景画像を別にしたいときには、Dconfエディターを使うなどして変更できます。(moebuntu「ログイン画面の萌え化」参照)
- 「Dconfエディタ(dconf-editor)」をソフトウェアセンターからインストールします。
- 端末を開いて以下を入力してDconfエディタを起動します。(アイコンからの起動ではうまくいきません。)
$ xhost local:
$ gksudo -u lightdm dconf-editor
($は含まない)
- Dconfエディタの該当項目「com」>「zorin」>「zorin-greeter」へ行き以下の通り設定します。
- 「background」に背景にしたい画像を指定。(Nautilusで該当の画像ファイルを「右クリック」>「コピー」で「background」の「値」の所に「ペースト」すると簡単です。)
- 「background-logo」にmoerinのロゴを指定。
- 「draw-user-background」のチェックを外す。(重要、これを行わないと指定した背景画像にならない。)
- 「icon-theme-name」を「MoePinkIcons」に変更。
- 「theme-name」を「Moe-Pink7」に変更。
(試してませんが、「font-name」でフォントも変えられると思います。)
ログイン画面
あるいは /usr/share/glib-2.0/schemas/com.zorin.zorin-greeter.gschema.xml ファイルを管理者権限で直接編集してから、
$ sudo glib-compile-schemas /usr/share/glib-2.0/schemas/
を実行し、変更をデータベースに反映させてもよいです。
ロゴ画像(かなりサイズが大きいので、gimp 等でリサイズして使ってください。)
「旧」ロゴ
「新」ロゴ
メニューバーの萌え化補足
メニューバーの萌え化については、Zorin 9を萌え化の「メニューバー簡略設定」のとおりなのですが、このままだと縁が黒かったり、白い三角形が見えたりするので、このあたりの見栄えをよくします。
修正前
- 「メニューバー簡略設定」のとおり、メニューを右クリック->Dock Preferencesをクリック、上のテーマをクリック、下のカスタマイズをクリックで「パネルの配色」を開き、「Gtkテーマの配色を利用する」に一度チェックを入れてから、チェックを外します。
- 「グラデーションの開始色」の窓をクリックして「色の選択」ウインドウを開きます。
- やや左下のパレットのボタンをクリックするとスポイトのマークに変わりますので、メニューバー左隅か右隅の地色のところでクリックして、色をコピーします。
- 「不透明度」のバーを右端まで移動するか直接入力し、値を255にしてから、OKボタンを押します。
- 「グラデーションの終了色」でも同じ作業をします。
- 「境界線の外側の色」の窓をクリックして「色の選択」ウインドウを開きます。
- 「不透明度」のバーを左端まで移動するか直接入力し、値を0にしてから、OKボタンを押します。
- 「ツールチップ」の「塗り色」を「アイコン」の「フォントの色」と同じ色にします。隣の「縁取りの色」も適宜調整します。
- 設定が終了したら、「閉じる」ボタンを押します。
修正後
メニューバー用アイコン
「旧」アイコン(35 px にリサイズして使用してください。)
「新」アイコン(下のはリサイズ済み)
ユーザーのアイコン画像の変更
メニューを開いたときなどのユーザーのアイコン画像が味気ないので萌え化してみます。
- あらかじめ 100px x 100px(あとでトリミングできるので正確な正方形でなくてよいです。)程度の使用したい画像を用意します。
- メニューを開いて、人型の画像をダブルクリックするなどして、「ユーザーアカウント」を開きます。
- 人型の画像をクリックして、一番下の「さらに写真を閲覧する・・・」を開きます。
- 先ほど用意した画像を開き、四角の枠を使用したい範囲に広げてから、「選択」ボタンを押します。
(注意、この方法で作成したアイコンは、他の画像に変更すると消えてしまいます。)
端末の萌え化
端末は、GNOME 端末ですので、Ubuntu 同様の手順で背景色などを変更できます。
- 「編集」>「プロファイルの設定」を開きます。
- 「色」タブを開いて、「テキストの色」と「背景色」をお好みの色に変更します。
- 「Use transparent background」左にチェックを入れ、スライドバーを適当に動かします。右に行くほど透過します。
設定後の端末
「萌え萌えmoebuntu」の「Moe-Pink8」の端末での表示についても参考にしてください。
MoerinPink ( TOY さん作成)の適用
素材の準備
次のファイルをダウンロードして、圧縮ファイルは展開します。
- MoerinPink-Light.tar.gz
- MoePinkIcons
- MoerinPinkMenu-Light.targz9
- MoerinPink-Icons.tar.gz
- 「M」アイコンmoerin_os_mark_new35.png
- MoerinPink-LightAwntheme.tar.gz(これだけ展開不要)
デスクトップテーマの萌え化
管理者権限で MoerinPink-Light をフォルダごと /usr/share/themes にコピーします。
MoePinkIcons を管理者権限で /usr/share/icons コピーします。
「スタートアップアイコン」>「システムツール」>「設定」>「Tweak tool」 の「外観」で、「GTK+」 を MoerinPink-Light に、「Icons」 を MoePinkIcons にします。
「閉じる」等ボタンのハート化(あらかじめ「Dconf エディター」をインストールしてあることを前提にしてます。)
「スタートアップアイコン」>「システムツール」>「dconf エディター」を開き、サイドパネルから「org」>「gnome」>「metacity」とたどります。
「theme」の項目のところが、「ZorinBlue_Light」となっているのを「MoerinPink_Light」に書き換えます。
この方法で元から入っているテーマのウインドウのボタンもハート化できます。
既存のテーマの「閉じる」等ボタンをハート型にしたい場合
変更したいテーマのフォルダ内の metacity フォルダを MoerinPink-Light の metacity フォルダで置き換えます。)
メニューの萌え化
デスクトップ左下のメニューボタン(ロゴマーク)を押すと表示されるメニューを萌え化します。
- 管理者権限で MoerinPinkMenu をフォルダごと /usr/share/zorinmenu/Themes/Menu/ に、MoerinPink-Icons をフォルダごと /usr/share/zorinmenu/Themes/Icon/ に入れます。
- メニューボタンを右クリックから「設定」>「テーマ」で「メニューの選択」の項目があるのでそこから「▼」をクリックして「MoerinPinkMenu-Light」を選択します。「アイコンの選択」も同様に「MoerinPink_Icons」を選択します。あとは右下の「OK」ボタンを押せばメニュー再起動の画面が出るので「はい」を押せば適用されます。
メニューバーの萌え化
下部のメニューバー(Avant Window Navigator)を萌え化します。
- パネルの上で右クリックして「設定」>「テーマ」を開きます。
- 右下の「インストール」を押して、MoerinPink-LightAwntheme.tar.gz を選択して、「開く」を押します。
- 新たにインストールされた MoerinPink-Light を選択して、「適用」ボタンを押します。
メニューボタンの萌え化
Zorin ではあらかじめ入っている「Zorin」で始まるテーマ以外のデスクトップデーまでは、自動的に標準の青にZのメニューボタンが表示されますので、このボタンを Moerin オリジナル画像に差し替えます。
- 「moerin_os_mark_new35.png」 を「blur.png」に変更します。
- 管理者権限で /usr/share/avant-window-navigator/applets/ZorinMenu の中にある「blue.pngと差し替えます。
Zorin OS 小ネタ
ファイル等をシングルクリックで開くようにする。
ファイルマネージャー( nautilus )では、ダブルクリックが標準ですが、シングルクリックに変えたい場合は、次のようにします。
- あらかじめ dconf-editor をインストールします。
- メニュー → システムツール → dconf エディター を開きます。
- 左側のナビから org/gnome/nautilus/preferences を開きます。
- click_policy の項目を double から single に変更します。
- 右上の「閉じる」ボタンで dconf エディターを閉じます。
これで、シングルクリックで開けるようになっているはずです。
- 最終更新:2022-11-20 21:54:09